モチーフを用いた表現手法
何らかのモチーフにした切り口の表現手法は、ユーモアと訴求力という高い効果が得られるように思います。
そんな、モチーフを用いた表現手法を集めてみました。ちなみにいつもの如く、まとめる感じではなくつらつらと書いていきますよ?
最初は、一番上のイラストでInformation Architectsの「Web Trend Map 4」。
東京メトロの路線図をモチーフにして、インターネットのWebサイトを配置したというものです。
詳細な所まで考えられて作りこまれています。路線図毎にカテゴリ分けするのみならず乗り換えまで考えているのが凄いです。
Information Architects - Web Trend Map 4
http://informationarchitects.jp/web-trend-map-4-final-beta/
次は、元素の周期表をモチーフに、フォントを配置したものです。
ありそうでなかった感じで、これまた細部までのこだわりを感じます。
3つ目は、テレビなどのカラーバーをモチーフに、404 Not Foundを示すWebページ。
クレバーです。しかもこれは、他にもいろいろ応用できそうなパターンです。
最後は、Tomas Nilsson氏(http://www.tomas-nilsson.se/)の「赤ずきん」を冷静に図解しながらアニメーション化したものです。
このアニメーション中にでてくる、おばあちゃんを解説するシークエンスが、成分表示というモチーフを使ってます。
これは、個人的にかなり新鮮でツボでした。
ちなみに、この図解するアニメーションのビデオはH5(http://www.h5.fr/)が手掛けたRoyksoppのRemind Meを思い出しますが、もしかして中の人は一緒なんでしょうか。教えて偉い人!
そういえば近年、CMによく使われたバイラルという手法もモチーフを用いた表現手法の延長線上な感じがします。
個人的にこのような表現手法を使うと(作品のような)アウトプットを考えやすく消費者に非常に効果的であると思います。また、アウトプットを消費してしまって表現手法の消費をアウトプットより抑えることが出来ると考えています。しかし、バイラルのように積極的に用いられてしまうと表現手法自体が消費してしまい、バイラルの広告をみると「またバイラルか」みたいな感じになってしまうのではと思いました。