Apricot mini用のキャラクター作成方法


Apricot mini用のキャラクター作成方法について書いてみました。キャラクターを作成する際にご参考になれば幸いです。

Apricot mini用(ブラウザ版)のスクリプトの記述方法は、ほとんどデスクトップ版と同じです。
デスクトップ版との違いは、下記のように基本的に絶対URIで指定するだけです。(デスクトップ版は、基本的に相対パス指定です。)

<image>http://www.apricotan.net/mini/reimu/Images/Reimu.png</image>

その他のほとんどの機能は、そのまま使用可能です。逆に現在使用できない機能は音声ファイルの再生がありますが近いうちにサポートする予定です。

尚、イベント用にシステムで定義されているシークエンスのname属性値は、下記のとおりです。

  • Start
  • Stop
  • Tick
  • DoubleClick
  • Activate

デスクトップ版の霊夢をブラウザ版にしたサンプルを下記URIにアップロードしましたので、ご参考になれば....

http://www.apricotan.net/mini/reimu/Reimu.xml

スクリプトについての詳しい説明は下記を参照してください。

http://www.apricotan.net/script.html

作成したキャラクターをブラウザ版Apricotで動かす方法

「アプリコたん」以外のキャラクターを動かすための「Apricot mini」一式を用意させて頂きましたので、キャラクターを作られる方は下記からダウンロードしてください。


Apricot mini 1.0のダウンロード:
Apricot-mini100.zip


ダウンロードしたApricot miniのファイルを解凍後、「Carrot.xap」ファイルをWebサーバにアップロードします。
また、キャラクターファイル(XML)とキャラクターの画像ファイルをWebサーバにアップロードします。

その後、表示したいHTMLに下記のようなコードを記述します。

<div id="silverlightControlHost">
        <object data="data:application/x-silverlight-2," type="application/x-silverlight-2" width="400px" height="350px">
		  <param name="source" value="Carrot.xap"/>
		  <param name="background" value="white" />
		  <param name="minRuntimeVersion" value="3.0.40624.0" />
		  <param name="autoUpgrade" value="true" />
		  <param name="maxFrameRate" value="60" />
		  <param name="enableGPUAcceleration" value="true" />
		  <param name="enableFramerateCounter" value="false" />
		  <param name="enableHtmlAccess" value="true" />
		  <param name="initParams" value="Left=32,Top=-32,Width=400,Height=350,Scale=0.75,LineLength=160,Script=http://www.apricotan.net/mini/reimu/Reimu.xml" />
		  <a href="http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=149156&v=3.0.40624.0" style="text-decoration:none">
 			  <img src="http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=108181" alt="Get Microsoft Silverlight" style="border-style:none"/>
		  </a>
        </object>
</div>

その際、sourceのvalueの値にCarrot.xapをアップロードしたURIを指定します。
そしてInitParamsのScript=に続く値をキャラクターのスクリプト(XMLファイル)が置いてある絶対URIを指定します。(上は霊夢XMLファイルの例です。)
前述の画像を指定するURIやキャラクターのスクリプトがあるXMLファイルのURIは、Carrot.xapをアップロードしたドメインはあわせてください。
もし違うドメインで動作させる場合は、下記のようなclientaccesspolicy.xmlを、ドメインのルートに置いてください。

http://www.apricotan.net/clientaccesspolicy.xml


あと今回のリリースからInitParamsのScaleで、倍率を指定することでキャラクターの拡大縮小ができます。また、LineLengthでふきだしの幅を指定可能になりました。こちらはピクセルでテキストの1行分の長さを指定します。


このような感じで、作成して頂いたキャラクターをブラウザで動かすことができます。
何かご不明な点があればコメントなどでも受け付けていますので、よろしくお願いします!